教育理念 - わたしたちが求めつづけるもの
明治時代の俳人正岡子規の人間的特徴について、弟子の高浜虚子は
その「執着の深さ」を挙げています。自分が精魂込めて作った句に対してその思いを持つのは当然ですが、彼は弟子に対しても同じように接したと言われます。
人間に対する執着というのはわかりやすく言えば愛です。人の上に立つ人間、人に正しい道を説く人間となる上で、他人に対するこの「執着の深さ」は欠かすことのできない要素だと言えます。
たとえばそれは母親の自分の子に対する愛のようなものです。執念深く子のことを思い、自分の胸で温め、たとえ裏切られようとも追いかけ、つかまえて再び温める…子規がまさにそうでした。子規は虚子を自分の後継ぎにしたいという考えを持っていたのですが、最初は拒まれます。しかしそれでも子規はあきらめず、虚子に俳句について教え続け、その執着と情熱に虚子はとうとう心を動かされたそうです。

高橋真梨子(葛西中出身)

本橋 歩(鎌ヶ谷第五中出身)
高校生は多感です。高校生活の中で、ともすると自分の夢や目標を見失い、道を踏み外しそうになります。私たちの使命は、そんな彼らに居心地の良い場所を与え、夢の達成を支援することです。
聖進学院は、過去の状況に関わらず生徒のあるがままを受け入れ、卒業率もほぼ100%を誇っています。
これは「卒業したい」という気持ちを抱いて入学してきた生徒一人ひとりに対して、どんなことがあっても必ず希望をかなえさせるのだという執着と情熱を私たちが持ち続けているからです。
現在の高等学校は大学や専門学校へ進むための通過点になっているため、授業内容は知識の詰め込みが中心になっています。たしかに、人より多くの知識を得れば、進学や就職に関しては希望通りに進むことができるかもしれません。
しかし、ただ知識を暗記しているだけでは自立できる人間にはなれません。
そこで聖進学院は、自立できる人間を育成するために以下の5つの能力を授業の中で習得させます。
1.論理的な思考力
物事を筋道立てて考えることができる
2.表現力
相手に自分の意思を正確に伝えることができる
3.観察力
身の回りの出来事を見てなぜこうなるのか、 また、相手が何を考え、何を求めているのかを読みとることができる
4.想像力
過去の経験を検証し、現状を把握した後、今後 どうすれば目的を達成できるのかを推測することができる
5.選択肢を挙げる力
目的を達成するための手段を複数示すことができる
聖進学院は、昭和56年東京お茶の水で開校し、本年7月に日本橋に移転し、27年目を迎えます。
平成11年には千葉校を開校し、さらに平成13年には神奈川校と埼玉校を開校し、現在の4校体制となりました。
その間3,500人を超える卒業生を輩出、様々な分野で活躍しています。
設立当初から、全日制高校の硬直したカリキュラムについていけない生徒や自分の居場所を見つけることができない生徒を受け入れてまいりました。
また現在、都立高校で導入しているチャレンジスクールは私たちが今まで続けてきた教育方針・教育内容をモデルとして出発したものです。
実際、多くの公立・私立の先生方が授業参観や意見交換のために来校されています。
私たちは、今後も「自立できる人間」を育成し、社会に送り出すのが使命だと信じ、生徒一人ひとりを温かく見守ってまいります。
